小林ケイのアロマセラピーの愉しみ方


 ベルガモット 

人生のステップアップ、節目の香り! その1

2018.11.29


アロマセラピーを仕事にしたい、そう思ったきっかけの香りは?の答えはとても難しい。

 

仕事を始めるというのは新しい人生を始めるということ。

そんな時にはたとえば家族や友人の応援とか、恋人の支えがあるように、アロマセラピーを仕事にしたいと思った時、いくつもの香りが私を後押ししてくれたから。

それでもひとつと言われたら、私は「ベルガモット」と答えることにしています。

 

ベルガモットはミカン科の果実で、果皮はアールグレイの香りづけに用いられていることで知られていますね。

エッセンスは、果実が熟れる前の青い(グリーン)ものを圧搾してつくられます。

香りはオレンジよりも深みがあって、でも突き抜けたような明るさも感じる不思議なバランス。嗅ぐとウキウキとした高揚感が得られます。

 

アロマスクールの学生時代の話ですが、私に自慢できるようなことはほとんど無し。

正直言えば、「何となく」アロマセラピーを学びに行っただけで積極性もゼロだったし、最初の授業で「ラベンダーの香りが嫌いです」と自己紹介して、眉をひそめられたりもしたし。

エッセンシャルオイルの香りを言葉で表現するレッスンでは、多くの女性に愛されるゼラニウムの香りを「ナスの漬物みたいなヘンな匂い」と発言して周りの同級生にドン引きされたり。。。

講師の立場からすれば、完全にダメ生徒だったのだけれど・・・毎日エッセンシャルオイルの香りと向き合うようになって、私は劇的に変化していったのでした!

 

 

自律神経失調症にサヨナラ

 

当時の私はデスクワークのストレスから心身のバランスを崩し、いわゆる「自律神経失調症」に悩まされていました。

わずか10年に満たない過去だけれど、あの頃は病名をカミングアウトしたことで大変な思いをしていました。

社内でいつの間にか噂になり、気がつくと周りからまるで腫れ物に触るような対応をされて、それがまたストレスで頭が割れるほどの頭痛や過呼吸、激しい嘔吐感に悩まされる日々。

突発的な発作が起きるたびに「こんな症状が一生続いたらどうなるのだろう…」と真剣に思い悩み、絶望的な気持ちにさえなっていました。

 

アロマセラピーを学び始めた私は、エッセンシャルオイルの香りを嗅いでは「きっといつかは治るはず」と仕方なしに自分を慰めていたものです。

確かに香りを嗅いでいると不思議と頭痛が和らぎ、精神的に落ち着きを取り戻せる。

それに気づいてからは、毎日毎日、その日心地よいと思った香りを選び出しては、じっくり香りを楽しむようになりました。

そんな日々がどれだけ続いた頃か・・・「アレ?この頃発作が出ないなぁ」と思った時には、自律神経失調症は見事に完治!

 

あまりにあっけなく発作にサヨナラしたせいで、最初は何がよかったのか分かりませんでした。

でも冷静に考えて、発作が起きていた頃と比べて変わったことといえば「アロマセラピーを行うようになった」こと。

それに気づいてからは、必死にアロマセラピーの勉強をするように。

そしてアロマセラピーのメカニズムを知って、この素晴らしさを「1人でも多くの人に伝えたい!」という思いが芽生え始めました。

 

その頃からです。部屋で過ごす時はアロマポットで焚いて、お風呂はアロマバス、スキンケアにも取り入れて、と、飽きもせずにベルガモットの香りを欲するようになりました。

 

 

 次回は、ベルガモットの性質と特徴を綴ります。お楽しみに♪