Cypress ~「人生」はひとつのストーリー。

今日は、最近ずっと気になっていたサイプレスを。

私はこの香りに、どうしてもこの方を重ねてしまいます。

 

Vincent van Gogh。 ゴッホです。

 

37歳で生きることに自ら終止符を打った彼が、

晩年に選んだモチーフはこのサイプレス(糸杉)でした。糸杉を題材に、数点描いています。

これは、療養所で死の前年に描かれた作品。

絵画の解説をしたいところですが・・・ここでは香りの解説を。

 

※現在「メトロポリタン美術館展」でこの作品を鑑賞できます!日本初公開!

 私はむかーしNYに遊びに行った際にメトロポリタン美術館に足を運んだので・・・見ているはず。

 でも全く覚えていない…^^;

 今回ゼッタイ見に行こう!と決めています。

 

サイプレスは、古代エジプト時代には「棺に入れられていた」と記録されています。

古代ギリシア人は、サイプレスを「死」と「永遠」を支配する冥界の神、ハーデスに献上していたそうで、

悲しみの象徴として、地中海沿岸一帯の墓地にはサイプレスが植樹されています。

イエス・キリストが磔にされた十字架も、このサイプレスで作られたという説があります。

花言葉は死・哀悼・絶望。

・・・どうしても「死」と切っても切れない縁がある木です。

 

そう言うと、とても重苦しい感じがしますが・・・

私はサイプレスは「死」=「生の終わり」ではなく、

「生の延長」と捉えさせてくれる香りのように感じます。

この香りには「すべてに始まりも終わりもない」というメッセージを感じるのです。

そこにゴッホは惹かれたんじゃないか?なんて、勝手に推測してしまいます・・・。

 

生きていると、実にさまざまなことが起きます。

ときには受け止められない、逃げ出したいと思うことも起きます。

けれどそこから逃げてしまっては、人生のコマを先に進めることはできません。

 

大切なのは、起きた事象を「どう扱うか?」ということ。

サイプレスはあらゆる事象に対して

「受け止める。そして感情的にならずに流す。」

という妙技を果たしてくれます。

 

アロマセラピーでこの香りを必要としているクライエント像は、

悲観的なおしゃべりが止まらない人=「被害者意識」がある人です。

すでに起きてしまった「過去」の出来事にしがみついて、

その中にどっぷり浸ってしまい、もがき苦しんでいる人・・・。

つらいですね~。

そこから抜け出したいなら、サイプレス、オススメです。

 

サイプレスを上手に使うと、過去に振り回されることなく、

「今」という瞬間の中に生きられます。

人生は絶えず変化するもので、すべての出来事は始まりも終わりもない、

全てが連なっているひとつのストーリーなんだということに気づかせてくれます。

 

詳しくは、レッスンで解説しています!